犬の社会化が出来る保育園は川崎市の犬家保育堂

 



これから新しい家族を迎えようとしている飼い主さんへ


ペットショップに行くと可愛い子犬達がガラス張りのケースに並んでいます。ショーケースには「犬種・価格・性別・生年月日・ワクチンの有無」等が示されています。貴方はこれだけの情報でこれから10数年家族として一緒に過ごす愛犬を決めてしまって良いでしょうか?見た目の可愛さや値段が選ぶ決め手となっていませんか?勿論「一目惚れ」という出会い方もあります。それが悪い訳ではありません。でも命ある犬の一生を貴方が責任を持って引き受ける訳ですから、せめて飼いたいと思う犬種の特性は知って下さい。例えば「吠える」「咬む」と言うのは犬の問題行動になりますが、本来犬は吠えて咬む動物です。何のトレーニングもせず、散歩もしない飼い方をしていたら吠えて咬む犬になってしまうかもしれません。貴方のライフスタイルによってやはり相性の良い犬種が決まってきます。散歩にどれくらい連れて行かれるか?家族構成は?日中はお留守番なのか?家に階段は有るのか?週末はアウトドア派か家でまったり派か?そして貴方の性格は?等など、飼い主さんの暮し方に出来るだけ合った犬の方がより楽しいワンコライフが送れると思いませんか?


犬と暮らす事は、相手があるという事。相性があります。そして犬は生きています。見た目はふわふわのぬいぐるみに見えますが、生きているのです。そして人との繋がりが強い分、子犬のうちはたくさん手を掛けなければなりません。もしもペットショップで「お留守番出来ます。散歩はしなくても大丈夫です」と言われたとしても鵜呑みにしないでください。まず散歩しなくても大丈夫な犬はいませんし、お留守番も躾が出来ているからこそ出来るのです。


また、二代目・三代目のベテラン飼い主さんや、シニア世代の方でしたら保護犬を家族に迎えるという選択肢も一度考えてみて下さい。動物愛護センターに持ち込まれた犬は期限内に里親さんが見つからなければ殺処分されるという運命が待っています。人の都合で消える命が無くなる事を願わずにはいられません。
我が家は4頭目に保護犬を迎えました。地方の動物愛護センターで殺処分を待っていた子です。ボランティア団体に救い出され、手厚い治療を受け、我が家にやってきました。目も見えず、耳もほとんど聞こえません。右あごも欠損しています。今後も定期的な通院が必要です。恐らくブリーダーで子犬を産む為だけに生かされた犬生だっただろうと思われます。でもそれは全て過去の事。今は先住犬達も彼女の事を受け入れ温かな絆が出来ています。良く笑い、良く歩きます。私は彼女からどんな時にも前向きに生きる事を教わっています。